2013/06/01

瀬戸内海の祝島

{  フランス語版 7月7日 公開済み }


はまや旅館の朝ごはんと晩ご飯


典型的な朝ごはん


 夕食は獲れたての魚づくし。
 お刺身、フライ、煮付け、小鉢類など
 同宿の人が鯛が食べられますか?
 て聞いてはったけど、
 ではないんやて・・・ 残念!
 しやけど、新鮮で美味しかったわー!
 写真ぶれてしもうて、すいません!



フェリー乗り場のすぐ前にある



 祝島に着いたよ~!


安部首相のお膝元、山口県 上関町にある祝島に行く為に



 島行きフェリーの出ているJR柳井駅(やない)に到着。
柳井駅は殆ど無人駅やそう、この日はそうやった。

     すぐそばに祝島行きフェリーの船着場があった。フェリーの乗船時間は約90分。
  

     フェリーの中で、祝島に法事で帰るというお婆さんが、上関の船着場に着いた時に、
     言いはったんよ。
          ≪ほら、建物が新しい、お金もらったからや!≫
          
      上関原発建設反対運動が起こっている。30年以上にも渡って。
      そうやのに、上関の住民は交付金もらい、原発推進にまわり、
   建設予定地から4kmの祝島の人達は全員反対してる・・・
   最近、祝島の漁師がお金を受け取り、反対派があやうくなっているそうや。



祝島側から4km先に見える山みたいなのが上関原発予定地  田ノ浦

    映画にもなっている、この運動のことは → ここ

 ここの名産びわの木を見てみよ~と、山(低いけど一応)へ散歩に行こう。
  歩いていると、目に入って来た。。。さすが 祝島!


      山道で竹を切ってた女性に話しかけてみた、何に使うのか?
     トマトのささえ木にするそうで、所有者なしで、だれが採ってもかまわへんのやそう。
     そのひとが、50歳代に見えたのに、70歳やと聞いてびっくり!
     この島は殆どが年金者で自分達は食べて行けるけれど、
     若い人達の為に島の人みんながあきらめずに戦うのよ、と。
     それでや~、道を歩いている人は殆どお年寄りやけど、
     みんなほんとに良い顔してはって、目があったら挨拶してくれはるんよ!

左が廃校になった中学校、右がもうすぐ廃校になる小学校

   公民館の人が、≪小学校には生徒が3人になり、廃校決定≫になったんやそう。

その人はここの中学校を出て、高校はフェリーで上関に通ったらしい。



学校の前を通りかけると、その3人の生徒が校庭を!
体育の時間?と聞いたら、休憩時間を事務員さんと走ってるそう。

山の中腹にびわの木畑 発見!
            

青い実がなるとびわ色の紙袋で包んで実が塾すまで防ぐらしい。
葉は秋に木を低く保つ為に剪定した枝からのをお茶葉にするので、
大量には採れず、祝島名産だけれど毎年限定販売になるそう。


  びわ茶は喫茶・軽食の<わた屋>で買えた~!はまや旅館のすぐ横にあり、
  11時からランチも食べれるので、12時30出発のフェリーにも間に合うでー!
  


わた屋のオーナーの女性はこの島の歴史を調べてはって、戦時中は疎開者で5千人の

  人口になったこともあり、その後は3千人になり、今は400人やそう・・・

祝島の観光案内は → ここ

実は、フェリーの往復と旅館とも山歩きの会4人のグループと一緒になったんですけど・・・
晩ご飯も旅館の広間で一緒に食べ、そのあともお部屋に誘ってもらい
楽しい話で盛り上がりました。
男性は一人でしたが、全員元気な60歳以上、いろんな山をかたづけて(登山する人の用語?)
はるそうで、祝島には、ちょっと休憩で、ひなびた田舎の景色を味わう為に寄った らしい。
私がこの島を訪れた目的は言えませんでした・・・ そのふいんきの中では。
翌日の帰りのフェリーで、フランスでは日本食品は買えるの?と質問され、
最近はパリの日本食料品店ではアジア産日本食品が増えているとの答えに、
≪何で? ≫、それで、日本政府が福島事故以後、
食品に含まれる放射能の暫定基準を今までの何十倍も上げているから、
世界各国の税関での日本製品に対してのチェックで輸入停止や送り返されて
いる商品がある事を話たら、びっくりしはった。 
《日本政府を信じているのに、そんな事をするなんて~!》 
この人たちも原発はないほうが良いと思ってはるらしい。
テレビや新聞を含むメデイアが報じないと、殆どの人は・・・

最後にこんなに素晴しい祝島の景色をもう一度!




 
追記 10月21日  祝島を舞台にしたドキュメンタリー映画

「ミツバチの羽音と地球の回転」 クリック




次は岐阜です、ヨロシク~!